2003年1月、山東省政府は黄河デルタ地帯(東営)での山東省加工製造業の基地の建設を承認した。これは、山東省の黄河デルタ地帯の開発という世紀に跨るプロジェクトの重要な戦略的措置である。
東営市政府はこの加工製造業基地ゾーンを、市クラスと県区クラスの二級に分けていて、合わせて9つのゾーンを企画した。その内、2つの市クラスと7つの県区クラスが含まれている。企画総面積は262平方キロに達している。この内、市クラスは120平方キロで、県区クラスは142平方キロある。この加工製造業基地ゾーン体系の空間的配置は、「一つのセンター、一つの帯、三つのグループ」となっている。
「一つのセンター」とは、中心都市を根拠地とし、東営経済開発区と、加工製造業基地後続区、空港加工製造業ゾーン、それに東営工業ゾーンを加工製造業基地センターに建設し、その指導的役割を発揮させる。「一つの帯」は、すなわち、東営市から青島市までの東青高速道路を絆として、東営加工製造業ゾーン、墾利経済ゾーン、大王工業ゾーンをつなぎ、黄河デルタ地帯を貫く加工製造業のベルト地帯にするということである。また、「三つのグループ」というのは、広饒県、利津県、河口区という三つの県と区を基地とし、南部(広饒加工製造業ゾーングループ)、西部(利津県加工製造業ゾーングループ)、北部(河口区加工製造業ゾーングループ)という三つの加工製造業のサブセンターを形作り、中心都市の周りにある全市の加工製造業基地センターと、お互いに支援し、分業して協力し、ともに発展していくという体制を確立する。
ここ数年、東営市の各種類の経済ゾーンは、順調な発展を遂げ、企画と建設のスピードは大いに加速され、加工製造業基地の発展のためのプラットフォーム建設のため、積極的に力を入れてきた。2002年各種類の経済ゾーンのインフラ施設の建設に8億6800万元の資金が投入され、完成した総面積は77平方キロに達している。各ゾーンの加工製造業の総生産高は148億2000万元にのぼったが、その内、付加価値は44億6000万元に達し、16億3000万元の利益と税金を実現した。
東営経済開発区(東営ハイテク産業開発区)は、企画総面積が65平方キロに達しおり、すでに完成した区域の面積は15平方キロになる。区域内にはインフラ施設が整備されており、環境が整い、交通と生活が非常に便利である。現在、完成区には169項目のプロジェクトが導入され、投資総額は85億8000万元に達し、その内、65項目がすでに操業された。東営経済開発区は山東省加工製造業基地の建設をきっかけとし、加工製造業プロジェクトの導入に大きな力をいれ、山東省で最も速い発展を遂げた経済開発区の一つとなった。
東営市の加工業は良好な発展の勢いを保っている。ここ数年の資金導入を通じて、科英電子、俊富不織布、中国統一工業ゾーン、横店草業、金瀚林果など一部の規模の大きい加工プロジェクトを導入した。その内、投資総額が12億元に達した三洋光ピックアッププロジェクトは、フル操業後は、年生産能力が4300万件にのぼり、輸出入総額は10億5000万ドルに達し、中国最大規模の光ピックアッププロジェクト基地になると見込まれる。また、横店集団の牧草業牧畜開発プロジェクトは、合わせて45億元が投入され、100万ムーの良質牧草基地を開発?建設し、技術設備はすべて海外のものを使っており、牧草栽培、牧畜と牛乳製品の一体化生産加工を実施し、完成後、75億6000万元の年間販売収入を実現できるとしている。
東営市は山東省の重要な工業都市である。2002年、全市の工業企業は合わせて347億2000万元の付加価値を実現し、全省の第3位にランクされた。支柱産業である石油と天然ガスの採掘のほか、石油化学工業、機械電子、軽工業、紡績、建築機材という五つの伝統的産業と主とする工業システムが形成され、華泰、万達、利華益、科達、広饒石油化学、墾利石油化学、勝通、天信、大海、華誉など販売高一億元を超えた35社の主導的企業が育成された。その主な工業製品はガソリン、ディーゼルオイル、アスファルト、石油機械、電気設備、電線とケーブル、糸、布、製紙とダンボール、未精製塩、ソーダ、植物油、タイヤ、塩素、プラスチック製機材、自動車パーツ、農業副製品の新加工、医薬、新型建築機材、精密化学工業、新材料など、合わせて45種類の2000種余りに及んでいる。
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