中国二番目の石油工業基地

東営市は豊かな自然資源に恵まれていることで有名である。
黄河デルタの地下は、巨大な石油と天然ガスの宝庫である。すでに埋蔵量が明らかになった41億5900万トンと367億2000立方メートルに達する石油と天然ガスは、開発を待っている。勝利油田は20世紀の60年代から、ここで石油と天然ガスに対する大規模な採掘を始めて以来、これまでに60ヶ所余りの埋蔵地点を確かめ、合わせて7億5000トンの原油を生産し、中国原油総産出量の5分の1を占め、中国の二番目の大油田として知られるようになった。現在、勝利油田は安定して発展しており、原油の年間生産量は長年にわたって2600万トン以上を保っている。
  東営市の地下にはまた非常に豊富なにがりの資源が埋蔵している。沿海の浅い地表下にあるにがりの埋蔵量はおよそ74億立方メートルにのぼり、地下岩塩鉱の埋蔵量は5900億トンに達し、年間600万トンの未精製塩を生産する資源条件を備えていて、製塩業と関連工業が発展する見通しは非常に明るい。東営市はまた中国東部の沿海地域で一番土地資源に恵まれ、農業開発の潜在力がもっとも大きい地区である。全市にある1208万ムー(ムーは中国の計量単位で、15ムー=1ヘクタール)の土地の中で、520万ムーが未だ開発利用されていない。このほか、黄河は毎年1万から3万ムーの土地を堆積していることから、ここは中国で大量な土地を生産している唯一の地区となっている。
  東営市の海岸線は長さが350キロ、浅瀬と砂浜の面積は4800平方キロに達し、水産養殖業は大きな開発の潜在力を擁している。川と海の合流地および渤海湾、莱州湾の二つの浅海漁場は、魚、えび、蟹、貝などの資源が非常に豊かで、「百種類の魚のふるさと」、「東方車えびのふるさと」と称されている。ここで獲れる中華毛蟹、渤海わたり蟹、渤海車えび、黄河貝、黄河太刀魚、黄河のすっぽんなどは、世界で広く知られている。
  東営市は更に豊富で独特の観光資源を持っている。北部では黄河の河口を代表とされる自然景観区がある。河口一帯と元の河床から構成された国家クラスの黄河デルタ自然保護区の総面積は15万3000ヘクタールにのぼり、地球暖温帯で最も広く、完全かつ若い湿地生態系である。域内では草と木々が茂り、狸やウサギなどのたくさんの動物が生息していて、原生地帯の特色が尚も残されている。良好な生態環境のおかげで、ここは鳥類の楽園となっている。ここで発見された鳥の種類は268種にのぼり、そのうち、国家一級、二級の保護鳥類は41種を数えている。晩秋と初冬のころ、群れとなる丹頂鶴、なべ鶴、黒鶴、白鳥などの珍しい鳥は保護区内で遊んだり餌探ししたりし、この新生の土地は格別に美しく、神秘的である。このほか、ここにある20万ムーにのぼるエンジュの樹林と、一万ムーの柳の林、数十万ムーの葦の海などの自然景観は、自然そのものを生かして、人々を魅了している。また、東営市の南部には、古い陸地があり、悠久の文明と歴史を遡ることができる。考証によると、早くも5000年余り前の大?口、竜山文化時代には、人類がすでにここで暮らしていたという。豊富な文化の積み上げによって、ここには大勢の優れた歴史人物が生まれた。「兵聖」(兵家の達人)と呼ばれる孫武は、その故里が春秋時代の斉の国の楽安、すなわち今日の広饒県にあった。孫武の著作である『孫子兵法』は、世界に公認された兵学の神聖なる典籍であり、今でも国内外で軍事、経済などの分野に広く用いられている。

All Rights Reserved the Adminismative Committee of Dongying government